素直な猫から気づくこと
少し肌寒さを感じる9月の今日。
パソコンに向かう私の近くで
ごはんを食べ終えた猫が、今まさに、たたんだ洗濯物の上でうとうとと昼寝をはじめた。
他の場所もあるのに、なぜよりによってここ…?という気もするが、
私の側 × 少しひんやりと感じるようになってきた板の間ではない場所=〇〇
という結果導き出された、猫なりの結果なのだろう。
急に、空間を切り裂くように大きな音でチャイムが鳴る。
このチャイムの音を小さくしようと前々から思っているのだけれどいつも忘れて毎回びっくりする。
猫は飛び上がって走り出す。
うたたね時間はものの2分、お昼寝は強制終了。
かわいそうなことをした。
郵便を受け取って戻ると、ベッドの下でまんまるな目をしてうずくまっていた。
雷、サイレン、私が不注意でお皿を落とすなど、びっくりすることがあったときの最終地点。
猫のこの数分を見ているだけで気づくこと。
- おなかが空けばごはんを食べ
- いつもより寒ければ温かい布の上へ移動し
- こわいことがあれば避難する
猫は我慢する動物、なんてよく言ったりもするけれど、私からすると気づかないような変化も敏感にとらえて対応しているように見える。
人間は、私は、どうだろう。
- おなかは空いたけれど、この仕事を終わらせてからにしよう(今はきりがわるいし)
- ちょっと足先が冷えるけれど、まあいいか(取りに行くのちょっと面倒だし)
- 速い電車が真横とおりすぎるとき、ちょっとこわいんだけどそのまま歩こう(フェンスがあるから大丈夫だよね)
なにかと理由をつけて、わきあがってきた気持ちや、こうしたいなという要望に、自ら蓋をしてはいないか。と気づく。
ふぅっとひとつ息を吐きだして、そんな自分に気づいたことにまた気づきながら。
寒さをがまんをしないこと、体の要望に正直であることは、ヨガの八支則でいうアヒムサやサティヤにも通じるのかな、などと考えながら、あたたかい靴下を取りに行く。
あーーやっぱり靴下は正解。あったかい。
ヨガをしている1時間はもちろんだけれど、それ以外の時間での気づきもまたヨガ。
やさしいヨガのクラスでは、そんな日常にも取り入れやすい内容もお伝えしています。
単に難易度としての「やさしい」という意味合いだけではありません。
自分の外側からのストレスなどに対抗するため、自分の感情や体からの希望に蓋をしてしまっている方に、自分にとってのやさしさをふやしてもらいたい、という思いを込めています。
一息ふぅっと息をはきだすところから。
ヨガがはじめての方でもまったく大丈夫。
ポーズの形がゴールではなく、
自分の体からの声と対話しつづける時間を通して体ばかりか心の面でも、自分にやさしい時間となりますように。
https://naoko-yoga.amebaownd.com/
クラスのおわりには、ミニヘッドセラピーも実施しています。
日常のなかで固まってしまいがちな体や心に、
自ら体を動かす「動」と、マットに身を委ねる「静」の両方を取り入れることで、小さくとも確実な流れがめぐりはじめるような時間を、をコンセプトに
安心できる空間を用意して、お待ちしています。
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